アメリカでバイクの販売台数が落ち込んでいるというRevZillaさんの記事を紹介します。
- 米バイクメディア RevZilla によると、2025年の新車オートバイ販売台数は約48.6万台
- これは前年と比べて7.6%の減少
- スクーターだけでなく、オンロードやオフロードなど主要ジャンルがほぼすべて前年割れ
- 筆者の補足)そんな中、ある日本メーカーは販売台数を伸ばしトップに躍り出ました

■ 2025年は“全ジャンル不調”という結果
| カテゴリ | 2024年 | 2025年 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| スクーター | 15,720 | 11,104 | –29.4% |
| オンハイウェイ (ロード) | 292,763 | 273,612 | –6.5% |
| デュアルスポーツ | 77,685 | 69,638 | –10.4% |
| オフロード | 140,457 | 132,114 | –5.9% |
| 合計 | 526,625 | 486,468 | –7.6% |
オンロード、オフロード、デュアルスポーツ、スクーター。
2025年は主要ジャンルすべてで販売台数が減少しました。市場全体が、ちょっとブレーキを踏んでいる感じです。
■ スクーターは特に落ち込みが大きい
なかでも目立つのがスクーター。前年比で約3割減と、かなり厳しい数字です。
都市部の移動手段としては、eバイクや他のモビリティに流れている可能性もありそうです。
Rad Power Bikes社のeバイクがメジャーのようですね。
■ インフレと高金利が地味に効いてる
記事では、販売減少の背景として
- インフレで生活コストが上がっている
- ローン金利が高いまま
- 大きな買い物を控えるムード
といった点が挙げられています。
「欲しいけど今じゃない」という空気感、なんとなく分かりますよね。

補足)そんな中、あの日本メーカーだけは北米で伸びています
元の記事にはありませんが、販売台数の内訳について少し補足します。
2025年の販売台数が全体的に落ちている北米市場において、日本のKawasakiは前年比18%もの成長を遂げ2024年首位のHondaを抜いて販売台数ベースで北米市場トップに躍り出ました。

どうしてKawasakiが強いのか?
入門〜中排気量モデルの強さ
Ninja 500 や Z650 といったモデルが、若年層や新規ライダーにも魅力的な価格帯と評価され、販売を牽引したといわれています。
ライバルの販売低迷
HondaやHarley-Davidsonは別セグメントで競争に苦戦している面があり、これがKawasakiの相対的上昇につながっている可能性があります
■ 他の国はどうなの?
インドやインドネシア、ベトナムといったバイク大国の販売台数は伸びています。これらの国とアメリカの比較は経済規模が異なるので参考にはならないかもしれません。
しかし、経済規模がアメリカとかけ離れているとはいえないスペインにおいては二輪車・スクーターの販売台数は2025年に前年比6.9%増を記録し、2008年以来の最高水準に達しています。
アメリカとスペインの違いはバイクが日常生活に溶け込んでいるかどうかです。
アメリカではバイクは「あってもなくても困らない娯楽用の玩具」であるのに対してスペインは「オートバイという存在が社会に完全に組み込まれている国」であることが大きな違いと結論付けています。
そこで販売が落ちるということは、今後の新型モデル投入や価格、ラインナップ戦略にも影響してくる可能性があります。日本のバイク市場を見るうえでも、チェックしておきたい動きですね。
今日のワンポイント英語
lane-filtering
(すり抜けすること)
例 ” why motorcyclists don’t have the political clout to keep off-road riding areas open or get lane-filtering legalized”
(オフロード走行エリアの維持や、すり抜けの合法化を実現できるほどの政治的影響力が、なぜライダーにはないのか?)
米国でもバイクのすり抜けって違法なんでしょうか?
興味深い表現ですね。
詳しくはRevZillaさんからどうぞ




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